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本編

スカ子「お義父さんと

お義母さん、納得してるの?

ここを立ち退くなんて、

嫌がるに決まってるわよ?」

 

クズヒコ「ばか言え。親父と

お袋を連れて行くわけないだろう

最近、二人とも

足腰が弱くなってきた、

そろそろ介護が必要だ。

喜べよ、おまえの資格が

役に立つんだぞ」

 

有り得ない事を、

ごく普通に語る夫だった。

私は仰天して声を荒げた。

 

スカ子「誰の親だと思ってるの?

あなたの親よ!」

 

クズヒコ「親には

変わりないだろう!」

 

頭がくらくらしてきた。

日本語は通じるのに、

話が通じない。

しばらくは、親だろう

親じゃない、という

不毛なやり取りが続いた。

だんだん興奮してきたようで、

クズヒコの声は家じゅうに響く

くらいのボリュームになっていた。

 

クズヒコ「分からねぇ女だな!

親父もお袋も、れっきとした

親だろうって言ってるんだよ!」

 

スカ子「ええ、そうですとも。

あなたのね!

あくまであなたの親であって、

私の親じゃないって

言ってるの!」

 

何で、こんな簡単な事が

分からないのだろう。

それとも、分かっていない

振りをして、ごり押しする

つもりだろうか。