前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】離婚した嫁を家に残し、両親の介護を押し付ける夫【第6話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 さっそく、 夫に相談する事にした。 クズヒコ「へえ、 いいんじゃない?」 理解があるとも、 私に興味が無いともとれる、 簡単な一言で夫はOKを出した。 義両親も喜んだ。まぁ、 下心あ...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】離婚した嫁を家に残し、両親の介護を押し付ける夫【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカ子。42歳で、 最近仕事を始めた主婦だ。 夫クズヒコは4歳上、同居が 条件の見合い結婚だった。 夫には両親と弟がいる。 1年後には、弟も妻を迎えた。 義弟夫婦の方が、 先に子供に恵まれた。 私はなかなか授か...
本編
証拠はない。いわゆる女の勘だ。
しかしクズヒコは軽く笑い、
否定しなかった。
クズヒコ「まあ、そういう事だ。
分かってるなら話は早い。
こじれる前に、
きれいに別れよう」
スカ子「頂く物は、
きちんと頂きます。
弁護士を通じて請求しますから」
クズヒコ「分かってるよ。
金と、住む家は保証してやる」
ずいぶんと太っ腹な事を
言うものだ。
やけに気前がいい夫に、
私は疑問を抱いた。
顔に出ていたらしい。
クズヒコ「慰謝料と養育費は、
相場より少し低めにする。
いいよな?俺がこの家を
出て行ってやる。
住む場所を用意する
手間も金も浮くんだ。
家賃もかからないし」
とんでもない事を、
けろっと言ってのけた。
何ですって!?
いま、何て言ったの!?
スカ子「俺が家を出る?
ここはあなたの実家でしょう?
何で、あなたが出て行くの」
クズヒコ「分かってるんだろ?
俺には結婚を
考えている女がいる。
新婚生活のために、
出て行くんだよ。
親の介護も頼む、
何しろ介護士なんだし」