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本編
そのメイクを「こんな」
呼ばわりした挙句、
落ちていいのよと
叫ぶなんて。
いったい何事なの!?
神父「どうしてこんな……
誰が、たちの悪いいたずらを」
神父が呟いたのを、
私は確かに聞いた。
たちの悪いいたずら!?
確かにそう言った。
スカミ「だ、
誰か鏡を見せて!」
居てもたってもいられず、
私も声を荒げてしまった。
しばらくして、
式場スタッフの女性が
小走りで近づいてきて、
気まずそうに手鏡を
差し出してくれた。
自分の顔を一目見た私、
一秒で血の気が引いた。
こんなメイク呼ばわりも
無理はない。
何なの、この子供の
いたずら書きみたいな
化粧は!?
スカミ「はぁ!?」
ヨシオ「どうしたの、
その顔!?
そのメイクは、君の希望
ってわけじゃない、よね?」
スカミ「違う!」
頬には、漫画で
よく見る渦巻き模様がある。
ぐるぐるほっぺというやつだ。
そして右目には、
まるで稲妻のような模様が!