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【第6話】父の奇妙な歩き方が気になったものの、放置していた私→その数日後...
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 お父さん、焦ったのかな。 一所懸命に話しかけてくるように なったんだっけな。 スカミ父「スカミ? いつもこんなに遅いのか?」 たまに、本当にたまに、 お父さんは午後6時くらいに 帰っ...
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本編
スカミ「いいから!
放っておいてよ、
もう中学生なんだから!」
けっこうむきになって、
お父さんの言葉を遮り、
申し出を断った。
その後にお母さんから
聞いた話では、お父さんはちょっと
しょんぼりしていたらしい。
スカミ父「心配なんだよ、
年頃の娘なんだぞ」
スカミ母「学校も分かってるから、
大丈夫よ。生徒が下校する
時間帯には、生活指導の先生方が
パトロールしてるんだって。
どうしても遅くなりそうなら、
私が迎えに行くのよ」
スカミ父「え、母さんが
行くのか?」
スカミ母「学校の決まりで、
スマホは持ち込めないけど、
その代わり先生から連絡が来るの。
生徒が希望しているから、
迎えに来て欲しいって」
お母さんが、うちの学校の校則を
説明して、やっとお父さんは
ほっとしたようだった。
部活で遅くなった時、
あらかじめ保護者が迎えに
来ることになっている場合は、
顧問の先生に申し出ておく。
生徒が迎えに来て欲しい場合は、
先生に頼んで、親に
連絡してもらう。
お母さんは、ちゃんと知っている。
でもお父さんは、説明されるまで
知らなかったという。
後から話を聞いて
スカミ「お父さん、学校の決まり
とか全然知らないんじゃん」
スカミ母「お父さんは忙しいから。
お母さんはパートだから、
夕方には帰れるもの。
どうしても、お母さんの方が
学校関係に深く関わるし、
詳しくもなるわよ」
スカミ「でもさー、話を聞く
くらいはしてもよくない?」