前回の内容はこちら▼
【第１１話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
前回の内容はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 妻の実家はちょっと遠くて、 とりあえずの一報しか 入れられなかったのだが スカオ「ヤヨイさんが来たら、 教えてください」 伝言は託すことができた。 妻の両親も心配して、心当たりを 探...
yomesuka.com
2024.03.18
１話から読みたい方はこちら▼
【第１話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
こちらもおすすめ 本編 ヤヨイ「スカオさんへ。 疲れました。あなたとはもう、 やっていけません。 価値観が違っています。 我慢は限界を迎えました、 さようなら」 リビングのテーブルに 置かれていた書き置きを手に、 俺は血の気が引く思いを 味...
yomesuka.com
2024.03.09
本編
スカオ「母さん、子供達は？」
スカオ母「大丈夫よ、
落ち着いてる」
スカオ「そうか。でも、
きっと寂しがっているだろうし、
かなりダメージがあると思うんだ。
俺だけじゃケアできないと
思うから」
スカオ母「任せておいて。
リョウちゃんもエナちゃんも、
私がしっかり見ているから。
ヤヨイさん、早く
見つかるといいわね」
スカオ「うん」
見つかったとして、俺は妻との
今後をどうすればいいのだろう。
戻ってきて欲しいのだろうか？
考えたが、答えは
なかなか見つからなかった。
スカオ「俺とのことだけなら、
いいんだ。不満なら言って
欲しかったというのはあるけど、
俺にも至らない点は
あっただろうから。
ブラック体質を我慢して
さえいれば、とりあえず
安定していた会社員を辞めたんだ。
先の見通しがはっきりしない
起業にも、ヤヨイは賛成して
くれたし、支えてもくれた。
俺が、ヤヨイの優しさに
甘えてしまって、家の事は
何もかも任せてしまったからな。
書置きにあった、疲れたって
いうのは、それかもしれない。
だけど」
一つ、どうしても
許せない事がある。
