※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第3話】妊娠中電車で仲良くなった女性→後日とんでもない事態に…

前回の内容はこちら▼

【第2話】妊娠中電車で仲良くなった女性→後日とんでもない事態に…
前回の内容はこちら▼ こちらもおすすめ 本編 とにかく、車内が ぎゅうぎゅう詰め。 ろくに身動き出来ない状態のせいか 今まで気づかれた事が無い。 まあ、動きにくいから、 席を譲って貰えたとしても、 座るのに一苦労しそうではある。 それにして...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】妊娠中電車で仲良くなった女性→後日とんでもない事態に…
こちらもおすすめ 本編 私はスカコ。27歳の既婚会社員だ。 2年前に結婚して、今は妊娠中。 6ケ月になる。 喜びいっぱい幸せいっぱい。 ……なんだけども。 スカコ(んー、 やっぱりお腹張るなあ) 目下の悩みは電車通勤だった。 私が利用してい...

本編

彼女のらしいバッグが椅子に

置いてあった。

席を譲ってくれたと分かった。

 

スカコ「あ、ありがとう

ございます」

 

ミカコ「座った?

スカッと駅は、みんな乗り降り

するから、ある意味チャンスよ」

 

スカコ「そうですよね」

 

ミカコ「お腹をかばってたから、

もしかして妊婦さんかなって

思って、見ていたの。

カバンにもマタニティマークが

あるわね。もうちょっと

分かりやすい場所に

付け替えた方がよくない?」

 

スカコ「マークを目立たせると、

嫌味言われる事があるって、

噂で聞いたもので」

 

ミカコ「そういうケースも、

たまにはあるかもだけど、

マタニティマークは

目立ってなんぼよ。

ママになるんだから、赤ちゃんの

ためにも、ちょっとくらいは

強気になっていいんじゃない?」

 

女性は優しく微笑んだ。

綺麗な人だなあ。私も女性だけど、

ついつい見とれてしまうくらい、

彼女は美人だった。

 

ミカコ「私はミカコ。

29歳のOLよ」

 

彼女はミカコと名乗り、

年齢まで打ち明けてきてくれた。

私より2歳年上、でもまあ、

だいたい同世代ってところだ。

そのせいもあってか、敬語は

使わなくていい、と彼女は言った。