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【第5話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…

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【第4話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ(心当たりが無さすぎるぞ。 いくら何でも急すぎ、 それに子供たち。リョウとエナは、 まだ小学校一年生じゃないか! 一晩放っておくなんて、 信じられない) 有り得ない...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
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本編

エナ「お父さぁん!

あのね、お母さんね。

お兄ちゃんとエナが

いなかったら良かったのにって。

言ってたの」

 

またもや衝撃発言だった。

本当に、どうしちゃったんだ。

ヤヨイ。

俺の知っている妻は、

口が裂けてもそんな事を

言うやつじゃなかったのに。

トースターでパンを焼きながら、

俺はいろいろと記憶をたどった。

妻に何があったのか、過去の

どこかにヒントはないか、と。

 

改めて、俺はスカオ。35歳。

2年前に起業して、今は小さい

ながらも社長をしている。

同い年の妻ヤヨイは専業主婦、

小学一年生の双子で兄はリョウ、

妹はエナ。

ごく一般的な4人家族だった……

 

昨日までは。

そう信じていたのだが。

昨日の朝、俺は出張に出かけた。

 

スカオ「もうそろそろ、

人員を増やしたいところだな。

社長自ら出張に出向くというのも、

いい加減に限界だ」

 

ヤヨイ「大変ね。月に2~3回、

ほとんど近場とは言っても、

泊りがけの出張は疲れるわよね」

 

スカオ「まぁ、疲れるのも確かに

嫌なんだが、俺としては家族と

離れるのが一番嫌なんだよ」

 

ヤヨイ「寂しいのは私も同じだし、

リョウもエナもよ。

お父さんがまた出張だって聞いて、

二人ともがっかりしてたから」

 

スカオ「さっきまで、エナに

しがみつかれてたからなぁ」