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【スカッとする話】夫の若い従妹にあたる女の子に臓器移植が必要に→娘をドナーにすると言い始める夫…【第13話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 落ち着いて考えてみる。 夫は、ドレミを自分の子では ないと思い込んでいて、 しかも実の娘がいると言っていた。 あの言い方からして、 ミソラの事だろう。 つまり、不倫していたのは、 む...
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【スカッとする話】夫の若い従妹にあたる女の子に臓器移植が必要に→娘をドナーにすると言い始める夫…【第1話】
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本編
ドレミ「え?お母さん?」
スカ子「ドレミ!
帰り支度して、今すぐ!」
私の剣幕に娘は驚き、
登校生徒を見守っている教師も
駆け寄ってきた。
この際は嘘も方便、私は
スカ子「ドレミの母です。
この子の、母方祖母が倒れたと
連絡がありまして」
もっともらしい口実を
でっちあげた。
それは大変だと、ドレミは
すぐに帰宅が許された。
学校の好意でタクシーも手配して
もらい、私と娘はすぐ出発した。
ドレミ「おばあちゃん、
どうなの?大丈夫?」
スカ子「ごめんね、ドレミ。
実はね、嘘なの」
私が白状すると、
娘は目をまん丸にした。
実は、危ないのは
祖母ではなく娘、とは
本人にはとても言えない。
夫を避けるため、急いで
私実家へ逃げる事も。
スカ子「ちゃんとした説明は
必ずするから、いまはお母さんの
言う通りにしてほしい」
そこまで言ったときだ。
タクシーの運転手が、
バックミラーを覗いて、
うわっと声をあげた。