前回の内容はこちら▼
【第14話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アヤ「ちょっと!!!」 アスカ「………何でしょう?」 アヤ「何でしょうじゃないわよ!!! あれから、使えるように なってないじゃないの!!! 丁度いいわ!!ドアが開いてるから、 あが...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
こちらもおすすめ 本編 私はアスカ。28歳独身。 商社に勤める、ごく普通の会社員だ。 最近、実家から通える支店に 転勤になったため、久しぶりに 実家に戻って帰って来た。 姉が1人居るのだが、結婚して 地方で暮らしてしており、 両親は私が実家...
本編
画面を覗くと、案の定、
アヤ夫婦が……今度はライトくんも
引き連れて立っていた。
マサシ「いったい
どういうことなんだ!!!
ぜんぜん繋がらないじゃないか!!」
アヤ「アンタ達!!
私達を騙したのね!!!
今すぐドアを開けて、
Wi-Fiを使えるようにしなさいよ!!
じゃなきゃ、
酷い目に合わせるからね!!!」
(ルーターだけ持って行っても、
繋がらないのは当たり前じゃん!!
馬鹿なの!?
普段なら、このシチュエーションで
絶対ドアを開けたりしないけど、
今、こっちには
強力な味方が居るんだよね〜ww)
怒鳴り続けるアヤ夫婦を放置した
まま、私は警察官達の靴を隠し、
しばらく様子を見ていて
もらえるよう頼んでから、
玄関のドアを開けた。
ドアを開けるなり、
アヤ夫婦はまた勝手に門扉を開け、
ドアの所まで押しかけて来た。
アヤ「ライトが楽しみに
してたのに!!繋がらない
Wi-Fiを渡すなんて!!!
アンタ、どこまで子供に
意地悪するつもり?!」
マサシ「これは詐欺も同然だ!!!
訴えられたくなかったら、
慰謝料をよこせ!!!」
私は逆ギレ夫婦に心底呆れながら、
あくまで冷静に言い返した。
アスカ「Wi-Fiのルーターは、
私が渡したんじゃなく、あなた達が
勝手に強奪して行ったんでしょ?
ルーターだけ盗んで行ったって、
繋がらないのは当たり前!
そんな事ぐらい、当然
分かってると思ってましたよ!」
私が鼻で笑うと、
アヤは顔を真っ赤にして
呻きながら地団駄を踏み、
後ろでモジモジしていた
ライトくんの腕を無理矢理
引っ張って自分の前に立たせた。