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本編

混乱しつつグルグルと考えていると、

赤飯をよそい終わったアユミは、

炊飯器の蓋を閉めてから、

そそくさとビニール手袋をしまった。

 

そして益々信じられない事に、

いつもと同じにこやかな笑顔で、

「さ、お赤飯頂きましょ〜!」と、

俺達に声をかけて来たのだ……

 

何も知らないリコが、

「は〜い!」と元気に答える声を

聞いて、俺は心を決めた。

 

テーブルに並べられた

数々のおかずと赤飯……

俺は隣に立つアユミに

バレないように、

3つの茶碗の赤飯を見比べた。

 

一見どれも赤飯なのだが、

よく見ると、リコの分の赤飯だけが、

俺とアユミの赤飯と

少し色味が違うように見えた。

リコの分の赤飯は、

少しオレンジがかったような…

朱色っぽい赤なのだ。

 

(まぁ、材料も作り方も違うん

だから、多少色味が違うくらい、

普通にあり得る事か…

それ以外には、不審な点は

無いように見えるけど……

いや、やはりやるしか無い!!)

 

俺は椅子に座りながらアユミを

見上げ、にこやかに声をかけた。

 

スカオ「アユミ、

こんなにご馳走をありがとう!

……せっかくのお祝いだし、

ビールで乾杯しないか?」

 

アユミ「えっ?あぁ…そうね、

持ってくるわ!」

 

アユミが冷蔵庫のビールを

取りに行くのを見て、

俺はリコにも声をかけた。

 

スカオ「リコもお祝いだから、

コーラ飲んでもいいぞ!」

 

リコ「え!いいの?やったぁ〜!」

 

リコはコーラが大好きなのだが、

普段は食事の際に飲む事は

許していない。

 

嬉しそうに冷蔵庫に向かう

リコの背中を見送ると、

1人テーブルに残された俺は、

素早くアユミの茶碗と

リコの茶碗をすり替えた。