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【第13話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 私が信じられない思いで訝しんでいる と、警察官は慌てて説明を始めた。 アヤ夫婦が引っ越してきて以来、 今回のような揉め事が 何度も有ったこと。 ご近所トラブルだけでなく、 スーパーや...
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本編
アヤ「ちょっと!!!」
アスカ「………何でしょう?」
アヤ「何でしょうじゃないわよ!!!
あれから、使えるように
なってないじゃないの!!!
丁度いいわ!!ドアが開いてるから、
あがらせてもらうわよ!!!」
そう言うと、アヤ夫婦は
門扉を勝手に開けたかと思うと、
私が止めるのも聞かず、
開いたままだったドアを抜けて、
家に入って行ってしまったのだ!
私が慌てて後を追い、居間に入った
時には、アヤ夫婦は既にWi-Fiの
ルーターを持ち上げている所で、
「何してるの?!やめなさいよ!!」
と言う私の声も虚しく、
ルーターは無理やりコードを
引っこ抜かれてしまったのだった……
アスカ「あーーー!!!」
アヤ「アハハハハ!!
大人しく言う事を聞かないのが
悪いのよ!!!このWi-Fiは、
慰謝料の一部としてもらってくから!
料金は今まで通り払いなさいよ!!」
騒ぎを聞きつけた両親がやって来た
時には、アヤ夫婦はルーターを手に、
笑いながら出て行く所だった…
しばらく3人で呆気に
取られていたものの、私は
(このままにするものか!)と思い、
警察に通報した。
すぐに先日の警察官が
やって来てくれて、実況見分を
する手はずを進めてくれた。
しばらく待っていると、
数人の警察官がやって来て、
「すみません遅くなって…
車を停められる所が
なかなか無くて…」
などと言い訳をしながら、
作業に入った。
ダイニングで両親と
お茶を飲みながら、
(意外と手間がかかるものなのね…)
と、作業の様子を眺めていると、
またしてもインターホンの
チャイムが鳴った。