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【第12話】娘の初めての生理で嫁が作った赤飯が何かおかしい→こっそりと入れ替えた結果…
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本編
俺は母の指摘と提案を有り難く
聞き入れ、
(この方がアユミも
楽だろうし、ちょうど良いよな!)
と、早速アユミにメッセージを
入れて、報告をしておくことにした。
ところが……喜ぶだろうと
思っていたアユミからは、
怒りを含んだメッセージが
返ってきたのだ……
アユミ[ちょっと!
私が準備するって言ったじゃない!
どうしてお義母さんが
お赤飯炊く事になってるの!?]
俺は戸惑いつつ、
あくまで冷静に事情を説明した。
スカオ[赤飯って、手間も
時間もかかるらしいじゃないか。
いくら早終わりで帰っても、
赤飯もおかずもアユミ1人で
用意するのは大変だろ?
母さんも良かれと思って
言ってくれたんだし、この際、
甘えとけばいいんじゃないか?]
アユミ[もう材料買っちゃったよ?
お赤飯炊くつもりで
張り切ってるのに、どうして勝手に
お義母さんに頼んじゃうの?]
スカオ[ごめん!そんなに
張り切ってるとは思わなくて…]
アユミ[お赤飯は私が作るから!
お義母さんには
スカオから断っといて!]
アユミは、何が何でも自分で
赤飯を作りたいようで、俺に対して
かなり腹を立てているようだった。
俺はどうしてアユミがそこまで
赤飯に拘るのか、
理解出来なかったものの、
(そんなに気合いを入れていたなら、
勝手に母に頼んじゃって
悪かったな…)
と反省する気持ちも有った。
それに、ただでさえ赤ん坊の話で
気まずい状態が続いているのに、
やっと話し合う余裕が出来た矢先に、
たかが赤飯でモメるのも
馬鹿らしかった。