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【第5話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
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【第1話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
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本編
アスカ「忘れていたわけではなくて、
パスワードを元に戻すつもりが
無いんです。
うちのWi-Fiなんだから、
パスワードを変更するのは、
うちの自由ですよね?
昨日も言いましたけど、
うちはフリーWi-Fiじゃないんです。
今まで勝手に使っていたのかも
しれませんが、許可は
していませんから!」
昨日と同じ主張を、
むしろ旦那のマサシに聞かせる
つもりで、分かりやすく説明した。
もしかして、アヤから間違った
主張を聞かされてここへ来たのかも…
本当の経緯を知れば、
マサシは驚いてアヤをたしなめて
くれるのではないか…と、
わずかながら期待をしていたのだ。
ところが、私の言葉を聞いても、
マサシは表情を変える事無く
無言のままで……
またしてもアヤが
発狂し始めるのだった…
アヤ「今までお友達と楽しく
遊んでたゲームが、
急に遊べなくなっちゃったのよ!!
可哀想なライト!!!アンタ、
ウチのライトを虐めて楽しいの!?
ここのWi-Fiが使えなくなったら、
ウチはわざわざ車や電車に乗って、
タダで使えるWi-Fiを探しに
行かなきゃならないのよ!!」
怒鳴っている途中、
アヤは突然膝立ちになって、
横に立つライトくんを、芝居がかった
大げさな動きで抱きしめた。
抱きしめられたライトくんは、
アヤに揺さぶられながらも、
無表情のままだった…
アスカ「ライトくんを可哀想だと
思うなら、お宅もWi-Fiを
契約すればいいじゃないですか。
そうすれば、車や電車で
無料のWi-Fiを探しに行かなくて
済みますよ?
『一流企業に勤める、超〜エリート』の、
『稼ぎだっていい』旦那さんなら、
それくらいのお金問題無いでしょ?」
どうしてそこまで
無料に拘るのか理解出来ず、
私は呆れるばかりだった。