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【第13話】18歳で出産後、彼氏に捨てられた私→駅で出会ったコワモテの人に赤ちゃんを見せると…

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【第12話】18歳で出産後、彼氏に捨てられた私→駅で出会ったコワモテの人に赤ちゃんを見せると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカミ「へっ…?私…ですか?」 コワモテ「その赤ん坊、 ちょっと見せてみな!」 スカミ「えっ……」 ズカズカと近付いてきたコワモテの おじさんは、怯える私を気にする 事なくツバサをジ...

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【第1話】18歳で出産後、彼氏に捨てられた私→駅で出会ったコワモテの人に赤ちゃんを見せると…
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本編

スカミ「いったい…

どこに行くんですか…?」

 

コワモテ「どこって…

俺の家に決まってるだろ。

どうせ行くとこねぇんだろ?

安心しな。取って食ったり

しねぇから」

 

コワモテのおじさんは

それだけ言うと、ツバサを

抱っこしたまま目を閉じてしまい、

私はそのままどこかへと、

連れて行かれる事になるのだった…

 

私は横目でこっそりと

コワモテのおじさんを観察した。

 

(お父さんより年上っぽいから…

50代かな…?でも、コワモテな

だけで、40代って可能性も…

いくらなんでも、

60代って事は無いよね…??)

 

黒っぽいスーツにゴツい指輪、

高そうな腕時計…

車のシートは、今まで乗った事の

ある車とは何かが違う感じで、

不思議な乗り心地だった。

 

(この人って…もしかして

ヤ●ザなのかな…?

この車も、車のドアを開けて

待ってた人も、そんな感じがする……

え?これって拉致●禁??

私とツバサ、どっかに

売り飛ばされちゃうとか??)

 

私は恐怖に震えながら、

一生懸命考えた。

 

(マズい…どうしよう……

人生終わったかも…!!

私は自業自得だとしても、

ツバサだけは守らなくちゃ!!

ツバサを取り返したら、

隙を見て逃げ出そう!!)

 

やがて目的地に着いたようで、

車から降りるよう言われた。

目の前にあったのは、平屋建ての

和風の大豪邸…映画で見るような、

いかにもなヤ●ザのおうちだった。

 

玄関も、家の中も、怖い顔をした男の

人だらけで…コワモテのおじさんに

向かって、「親父!」とか

「ご苦労様です!」とか言って

頭を下げるので、

私は生きた心地がしなかった。

 

(親父ってことは…コワモテの

おじさん、ヤ●ザの親分さん

ってこと…??)