前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】牛乳アレルギーを信じない教師「飲まないと全員が連帯責任で帰れないぞ?w」→追い込まれた私は牛乳を飲んでしまい…【第3話】
前回の内容はこちら▼ 本編 医師「いいですか? アレルギーを甘く 見ないでください。 命に関わります。 問題がない人にとっては、 栄養満点の理想的な食べ物でも、 アレルギー患者には毒。 それも、猛毒です。 スカ美ちゃんだけの 問題ではありま...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】牛乳アレルギーを信じない教師「飲まないと全員が連帯責任で帰れないぞ?w」→追い込まれた私は牛乳を飲んでしまい…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカ美。 今27歳で看護師をしている。 人生はまぁまぁ、順風かな。 ただ一度だけ、小学生時代に、 命に関わる修羅場を 経験したのだけれど。 あれはもう、 17年も前の事になる。 当時の私は小学校4年生。 父の転...
本編
ずっと大事に持ち歩いている。
思えば、母もかなり
頑張ってくれていたなぁ。
録画を見せて先生方の理解を
得るために、時間の余裕が
欲しかった。
そこで、給食が無い日を
転入初日に選んだのだった。
なのに。
事件は翌日に起こってしまった。
登校二日目、給食は
初日となるこの日の朝、
母は水筒を用意してくれた。
母「今日の給食は、
乳製品を使っていないわよ。
みんなとおいしく
食べられるわね」
牛乳だけは、絶対に飲まない。
念を押された。
もちろん、頼まれたって
飲まないと心に誓っている。
普段から飲んでいる
抗アレルギー錠剤も持ったし、
緊急用のエピペンと呼ばれる
自己注射器も間違いなし。
これは切り札だった。