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本編
オトヤ「母さん、これ…
ちょっとだけど。今月はバイト代、
結構稼げたからさ!」
アスカ「え?バイト代って…
お母さんに??何か欲しい物とか、
やりたい事が有って、頑張って
稼いだお金じゃないの??」
オトヤ「そうなんだけどさ…
夏休み限定の短期バイトの方も
あるし、充分なんだ。これは、
かあさんへの感謝の気持ち!」
アスカ「オトヤ……」
オトヤ「父さんが亡くなってから、
ずっと大変だったろ…?
俺も大学生になって、やっと
バイトが出来るようになったしさ、
時々はこうやって、母さんにお小遣い
をあげられるようになったんだ!」
アスカ「オトヤ…ありがとう…!!」
私はもう、涙腺が崩壊してしまった。
オトヤ「母さん…泣かないでよ〜!!
ホントにちょっとなんだから!
社会人になったら、もっとうんと
稼いで、恩返しするからね!!」
(なんて良い子に育ったんだろう…
不妊治療の末に高齢出産で
ハヤトを産んだ時、
もうこれで充分だって思ったのに、
翌年、奇跡みたいにオトヤを
自然妊娠して…
体はキツくて大変だったけど、
頑張って産んで本当に良かった!)
オトヤ「じゃあ俺、今日はバイトの
後、友達と約束が有るから。
遅くなるから、晩メシは要らないよ。
母さんはそのお金で、何か
美味しいものでも食べてくれよ!」
アスカ「分かったわ。じゃあ、
そうさせてもらおうかしらね!」
オトヤ「何を食べたか、
写メで送ってよ!」
アスカ「フフフ。はいはい」
オトヤ「じゃあ、行ってきま〜す!」
アスカ「行ってらっしゃ〜い」