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【第9話】一人暮らしで毎月3万円以上の電気代請求が!→隣人に盗電されていたので…

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本編

ついに迎えた二回目の請求日。

エアコンつけっぱなしなんて

貴族のやる事だと、固く固く戒めた。

使わない電気は極力オフにした。

何なら家にいなかった。

これでどうだ。

普通の範囲に収まったか?

収まったよな?

 

スカオ「なんだこりゃあああああ!」

 

結果は惨敗。

請求金額はオドロキの3万8千円。

どういう事だ!?

 

スカオ「何で、先月より

2千円も高くなってるんだよ!?」

 

節電に勤しんだ結果、

電気代は先月より高くなっただ

なんて。笑い話にもならないぞ。

おかしい。これはやっぱり、

どう考えてもおかしい。

 

スカオ「何でだよ!?叔父さんの家、

どういう仕掛けなんだよ!?」

 

驚きすぎて、思わず家の持ち主に

電話をかけてしまった。

 

スカオ「叔父さん、

ちょっと聞きたい。叔父さんの

家って、節電すればするほど、

電気代が高くなっていく造り?

新手のイリュージョン?」

 

叔父「何を言ってるんだ、

落ち着けスカオ。

イリュージョンって、何の話だ」

 

スカオ「電気代がとんでもない

んだよ。先月は3万6千円で、

今月は3万8千円なんだ」

 

叔父「さ、3万!?」

 

俺の訴えを聞いて、

叔父も仰天したらしい。

そりゃそうだ、一般家庭で

3万越えの電気代請求なんて、

普通は聞かない。

 

叔父「家じゅうの電気を

一日中つけたとしても、

そんな金額にはならないぞ。

少なくとも、私が住んでいた時には、

いくら高くても1万円に

少し届かないくらいだった」