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【第8話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた

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【第7話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ちょっとあきれた。 義母はまだ60代だけど、 若いころから腰が悪い。 何でも脊髄が曲がっているとか。 いずれは介護も必要になるかもと、 少し前に聞いている。 シュウジ本人の口からだ。...

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【第1話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた
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本編

ミオ「ママ、無理しないで」

 

アスカ「ありがとう、ごめんね」

 

ミオ「ママの体が大事だよ、

倒れたら大変だもの。

赤ちゃんの為にも、

無理しないで休んで」

 

娘は親身になって声をかけてくれた。

申し訳ない気持ちでいっぱい

だったけれど、体が言う事を

きかないのだ。

 

病院にいっても、基本的なつわり用の

薬は無いと言われ、相当な重症の

場合だけ処方されるけれど、

私の程度では出さないと言われた。

もう休むしかないようだ。

 

そんな時、実家の母から連絡がきた。

里帰り出産の話をしていたので、

その件でという事だった。

 

実母「アスカ、あんた一回実家に

帰ってきたら?里帰り出産すると

いっても、準備があるのよ。

身の回りの事は後でもいいけれど、

産院を探さなきゃ」

 

アスカ「あ、そうか。

急に病院行ってもどうにか

なるものじゃないんだ」

 

実母「受け入れ先の産院を探して、

いざという時に備えるのよ。

産院だって、何の情報も無いのに

駆けこまれても困るんだから。

つわりがひどいなら、

体を休ませる意味でも、やっぱり

一度は実家に戻って静養しなさい」

 

何と言ってもお産の経験者だ。

母の愛情が嬉しかった。

とはいえ、シュウジやミオを

放っておくわけにもいかず、

すぐに返事をするわけには

行かないとも思った。

 

とりあえず家族と相談して、

あらためて返事をするという事で、

実母との電話は終わった。

その夜、私はシュウジとミオに、

出産準備と静養のため、実家に

帰ってもいいかと話を切りだした。