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本編
アスカ「小さな子供にそんな
意地悪なこと言うなんて…。
親として、恥ずかしく
ないんですか!?」
トモミ「ほらほら!そんな大声
出しちゃって!下品ねぇ〜。」
他のママ友たちも「ホントねぇ〜。」
などと、一緒になって笑っている。
(もう、転園覚悟で幼稚園に
報告するしかない!)
そう思って覚悟を決めた時、
メイ「ママ〜!あのね、
メイ、行かなくてもへいきだよ〜。
だってレンくんち、
狭くて走れないんでしょ〜?
下の階のおうちのこと、
気にしなきゃダメなの、
たいへんだね〜。」
さっきまで私をバカにして
クスクス笑っていたママ友たちは
フリーズし、トモミさんは
引きつった顔を伺っている。
(メイちゃん!ナイス!!!)
乗るしかない!
このビッグウェーブに!!
アスカ「ホントだね〜!
大変だね〜!メイちゃんは、
下の階によその人なんて
居ないからね〜!
走ってもいいんだよ〜!」
メイ「うんっ!あ、そうだ!
メイ、ママとパパと、芝生のお庭で、
キャンプごっこした〜い!」
レン「えぇーっ!メイちゃんの
おうち、お庭あるのー!?
いいなー!!ボクもお庭で
キャンプごっこしたーい!!」
トモミ「ちょっ…。レンくん…!!」
メイ「そうだよ〜!
三角のお屋根の新しいおうちで、
広〜いお庭もあるんだよ〜!
レンくん、あそびに来ていいよ!
前パパが買ってくれた、
大きなテントもあるよ〜!」
レン「えー!!すごーーい!!」
アスカ「お庭のテント、
楽しいよ〜!下の階のことも、
気にしなくていいからね〜!
レンくんも、い〜っぱい
走っていいんだよ?他のお友達も、
いつでも遊びにおいで〜!」