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【第5話】夫「睡眠は3時間までだ!」→お望みどおりにした結果w

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【第4話】夫「睡眠は3時間までだ!」→お望みどおりにした結果w
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【第1話】夫「睡眠は3時間までだ!」→お望みどおりにした結果w
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本編

3時間以上は寝るな、

1秒でも長く寝たら離婚、だって。

主婦たるもの、寝る間も惜しんで

働け、俺様の為に!

そう言いたいらしい。

 

スカコ「それが、

あなたのご希望ってわけ?」

 

ヨシオ「さっきから

そう言ってるだろう!

何か文句あるのか!?」

 

私の問い返しにも、

ヨシオは偉そうだった。

もう、頭に上っていた血という血が、

ざぁぁぁっと音を立てて

引いて行った気がした。

これが、あの人?

重い荷物を率先して引き受けて

くれて、学食でも待たせないように

配慮してくれて、他にも

いろいろ気遣ってくれて。

優しいを絵に描いたような人だった、

あのヨシオ?

 

スカコ「……分かった」

 

私は、声を低くして、

彼の言いつけを受け入れた。

その態度は、とても冷静に

見えたと思う。

だけどね。人間、猛烈に

腹を立てると、

むしろ落ち着いているような

様子になると、聞いた事がある。

それは正解だ。私は、激怒の

危険水準を突破して、見た目だけ

冷静になっていただろう。

内心では、これ以上はできない

というくらい、怒っていたのだ。

 

後悔、させてやるわ!

この日から、私はさっそく

睡眠3時間生活に取り組んだ。

ヨシオは休日だ、

まぁそれは分かっていた。

というのも、ほろ酔い程度なら、

帰宅早々に私を起こしていた

だろうし、ベッドで寝ていたはず。

それがいつもの事なのだ。