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【第5話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…

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本編

やっと首がすわったばかりの、

ショウ君そっくりのミソラのことは、

可愛くて仕方なかったけど、

その一方で、小さな命を育てることは

想像以上に大変だった。

自業自得だと分かってるけど、

頼れる人が誰もいない状況で、

私はお手上げ状態だった。

 

育児は、終わりの見えない

戦いみたいな感じだった。

やっとミソラが寝てくれたので、

私も少し眠りたかったけど、

家事は溜まりっぱなしで、

やらなければならない事が

山積みだった。

 

横になって目を閉じても、

不安が押し寄せて来て、

眠れない事もあった。

ショウ君は毎朝6時には家を出て、

帰りはだいたい夜8時過ぎ。

休日は週に1回、日曜日だけ。

それでも、高卒で働かせてもらえる

だけで有難いと言って、

必死で頑張ってくれている。

 

本当に感謝してるんだけど…

実は少しづつ夫婦の溝が

深まってきてしまっていて…

 

ショウ君が仕事で大変なのは

よく分かっているので、育児の方は

私が1人でやっていたけど、

ワンオペ育児で手一杯で、

家事はどうしても後回し。

 

ショウ君が疲れて帰ってきたのに、

部屋の中は散らかっていて、

私はボサボサのゾンビ状態…

料理も、出産前のような

凝ったものは作れなくなり、

簡単なものや惣菜に

頼りがちになっていて、

ショウ君は、それがどうしても

不満なようだった。