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【第3話】居酒屋でヤクザ集団が来て「親父は〇〇組の組長だから会計0円」→組長は私のパパなので呼んでもらった結果

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本編

空手をやっているようには、とても見えない細身。

とにかく綺麗な男の子だった。

 

 

何なら、出会いからかれこれ10年以上たった今も、

モデル級のスタイルで綺麗なんだけど、彼は強い。

強くて優しい人だ。

 

 

そんな彼を、私は「推し」だと公言し、

ずっと追いかけている。

 

 

メイコにはしょっちゅう「恋人に立候補したら?」とか

「見てるだけなんてむなしくない?」とか、

いろいろ煽られるんだけどね。

 

 

いいの。

私には彼に告白できない事情があるから。

 

 

見てられればそれでいいし、

最近では「推し」だと言いまくったせいか、

自分でもその気になってきている。

彼は私の「推し」だと。

 

 

店員「よっ!

二人とも、今日も売り上げへの協力、

ありがとうございまぁす」

 

 

シオン先輩目当てでカフェに通っているうちに、

若い男性店員とも仲良くなっていた。