前回から読みたい方はこちら▼
【第18話】居酒屋でヤクザ集団が来て「親父は〇〇組の組長だから会計0円」→組長は私のパパなので呼んでもらった結果
前回から読みたい方はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ おすすめはこちら▼ 本編 タツオ「あぁん!?」 クミコ「呼んでみれば? あんたが本当に、 スカマル組の組長の息子だっていうなら、 父親を呼ぶくらいできるでしょ」 私が挑発すると、 ...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】居酒屋でヤクザ集団が来て「親父は〇〇組の組長だから会計0円」→組長は私のパパなので呼んでもらった結果
おすすめはこちら▼ 本編 私はクミコ。 21歳の女子大生。 ちなみに彼氏はいない。 実を言えば、とある事情で、 彼氏どころか友達も作りにくい立場だったりする。 幼馴染のメイコくらいかなぁ、 まともに友人付き合いできてるのは。 最近の楽しみと...
おすすめはこちら▼
【第1話】喧嘩自慢ヤンキーが陰キャオタクを挑発→実際に戦った結果…
こちらもおすすめ▼ 本編 ジン「うわ!やばい、 これやばいよ、どうしよう」 思わず声が出てしまった。 コスプレ会場に、意気揚々と やって来てみれば、いきなり 女性参加者に絡むヤカラを発見。 はっきり言って陰キャ&重度 アニメオタクの俺ことジ...
【第1話】俺を逆恨みする同級生「俺に逆らったら、ヤクザの祖父が黙っちゃいねえ!」すると温厚な俺の爺ちゃんが...→実は俺の爺ちゃんは…
おすすめはこちら▼ 本編 ジン「あーあ。 やっぱ時代はサッカーかねえ」 俺はジン。 どこにでもいるごく普通の高校二年生だ。 うちの高校は、そこそこスポーツが強くて、 特に野球とサッカーが目立っている。 全体的に球技が盛んってところだな。 一...
本編
私がそう言ったとたんだ。
ぬっと腕が伸びてきて、
タツオ父の腕をねじり上げた。
ぎゃあと悲鳴があがった。
半グレ親子が、自分たちの背後を見る。
タツオ父の腕をとっているのは、
私の父だった。
現役スカマル組の組長が、
直々に、名をかたった不届き者へ
痛い目を見せているのだ。
クミコ父「誰を攫うって?
もう一回言ってみな」
タツオ父「い、痛ぇ!
なんだてめえ、離せ!」
クミコ父「なんだとはご挨拶だな。
俺を知らねえのかよ、
ウチの名をかたっておいて。
成り済ますなら、せめて組長の顔くらい
知ってからにしろ、あほう」
父は、顔色一つ変えずに
中年男の腕をぎりぎり捩じ上げる。
またもや悲鳴が上がった。
息子のタツオは、顔が真っ青だ。
まさか本人が、大勢の子分を
引き連れて登場するとは
思わなかったのだろう。
タツオ「な、なんで……」
クミコ「スカマル組の組長に、
息子はいないんだよね。
娘ならいるんだけどね。私がね。
こんな真似されたら、
黙っていられるわけないでしょ。
父親に一報入れるに決まってるじゃん」