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【第24話】30連勤が終わり自宅で入浴…警察「お前が不法侵入者か!」俺「え…」→実は…

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本編

今まで散々話に出て来たその偉い人

は、白髪に、いかにも高級そうな渋い

和服を着込んだ、威厳漂うご老人で、

一目で『ただ者ではない』と

感じさせる、迫力のようなものを

漂よわせていた…

 

俺は正直、ご老人の雰囲気に完全に

押さていたのだが、それでも

「何を言われても

屈したりしないぞ!」

と密かに意気込んでいた…

 

ところが、ご老人は足が少し不自由な

様子だったのにも関わらず、

俺のような若輩者を相手に、

そのまま玄関先の地面に跪いて

謝ろうとしたので俺は慌てて止めた。

すっかり出鼻を挫かれた俺は、

とりあえず家に上がってもらう事に

して、ご老人を仏間に通して

話を聞く事にした。

ご老人は俺がいくら勧めても

座布団を固辞し、畳に両手を

ついて深々と頭を下げた。

 

ご老人「この度の事は、

全て私の不徳の致すところです。

ご迷惑をおかけして、本当に

申し訳ございませんでした」

 

ご老人にとってノブタカは、

あまり交流のない分家の中の

誰かの孫といった感じの遠縁で、

今まで直接会ったことが

あるのかどうかさえ、怪しいレベルの

繋がりとのことだった。

 

珍しい苗字と、下の名前もノブタカの

両親がご老人にあやかって

付けたのか、はたまた偶然か、

漢字の一文字が同じだったせいで、

警察に近い親族だと勘違いされ、

本人もいかにもそのように振る舞った

せいで、勝手に忖度されて、

もみ消されていたらしい…

​​なので、ご老人にとって

ノブタカの犯罪も、それが

もみ消されていた事も、

本当に寝耳に水だったそうで、

報告を受けてからすぐに各所に謝罪を

して回っているとのことだった…

 

ご老人「ご迷惑をおかけした罪を、

この老いぼれは、このような形で

償うことしか出来ません…

金でお許し頂こうとは思って

おりませんが、せめてもの気持ち

です。どうかお受け取り頂きたい」

 

そう言うと、ご老人は着物の袂から

分厚い封筒を出し、

机の上に置いたのだった…