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【第36話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…

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本編

スカコ「こんな目に合わされた分、

しっかり貰うものは貰うつもり!」

 

アカネ「そうだよ!当然の権利だよ!

とにかく早く元気になって、

疫病神とはスッパリ縁を切って、

人生を再出発しよう!!」

 

スカコ「うん!ホントそうだよね!

再出発して、もっと幸せな

人生にしなきゃ!!」

 

私はアカネと話しながら、

笑いながら、希望やエネルギーと

いったものが、少しづつ体の中に

満ちて来るのを感じていた…

 

(一度死にかけて、助かった命。

今度こそ、幸せになってやる!!)

 

その後、私は無事に退院し、

今では後遺症なども無く、

すっかり元気に過ごしている。

退院する際、マサトには

一切知らせずに、実家に帰った私は、

翌日にはもう、アカネが探しておいて

くれた、離婚に強いという評判の

弁護士さんと面談し、

その後の手続きはマサトに会うこと

無く、全て弁護士さんを通して

進めてもらう事にした。

 

マサトと住んでいたあの家には、

マサトが会社に行っている時間を

狙って、父親と一緒に一度だけ

行った。

家の中は惨憺たる有り様になっていた

が、そこはもう見て見ぬふりをして、

自分の荷物だけをダンボール数箱に

まとめて運び出し、通帳や保険等の

重要書類は全て持ち出して、

家を出た。

 

荷物を運び出している時に、

仲良くさせてもらっていたご

近所さんがたまたま通りかかり、

お別れの挨拶が出来たのは

ラッキーだった。

ご近所さん曰く、私が入院した後、

防護服を着込んだ警察や保健所の

職員が大勢我が家に押し寄せて来て、

家には警察の黄色いテープが

貼られて立ち入り禁止となり、

町内は騒然となったそうだ。

 

マサトは警察や保健所の職員から

散々しぼられていたそうで、その後、

事件の報告を聞いたご近所さんは、

今ではすっかりマサトを白い目で

見るようになったという事だった。