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【第３３話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…
前回の話はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 タナカ「えぇ…どうやらその お風呂で、スカコさんは 感染してしまったようなんです。 カビの胞子は家中に漂っては いたのですが、カビの特性として、 湿気と、気温が高め...
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2023.06.02
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2023.05.02
本編
この期に及んで、まだ自分は悪くない
とでも言いたげなマサトの態度！！
たとえ心の底から謝ったとしても、
こんな動物●待野郎、絶対に
許せるはずがない！！！
私はもう、マサトの人間性というもの
を、とてもじゃないが信じることが
出来なくなった……
マサト「仕方がないからさぁー、
湿ったまま子犬を押入れに
戻したんだけど…
なんかずっと痒そうにしてるし…
毛はどんどん抜けてくし…
もう…どうしたらいいのか
分からなくなって……
だから俺、一回カラカラに
乾かせばいいんじゃないかと思って
さぁ、スカコに聞いたんだよー。
電子レンジ使ってもいいかー？って…」
スカコ「……へ？」
タナカ「ん？…どういう事ですか？」
マサト「いやぁ…だからぁ…
レンジで犬を乾かそうと思ってー…」
スカコ「ちょっと！！！そんな事
したら、犬、死んじゃうわよ！！！」
マサト「えっ……？そう…なの…？」
以前、海外の話として、
ネコをレンジで乾かそうとした…
なんて話を聞いた事があるが、
まさかマサトが、そんな事を
本当にやろうとするような
恐ろしい人物だったとは……
スカコ「信じられない……」
タナカ「あの…旦那さんは…
犬を飼うなんて事をお考えになる
以前に…もっと一般的な…
常識というものを…お知りになる
必要がありそうですね…」
（本当に……
どうしようもない男だ……）
私は心底呆れ返った……
まさか、私が電子レンジ禁止令を
出していたお陰で、１つの命が
救われていたとは…！
もしも家計がピンチじゃなく、
マサトが自由に電子レンジを
使っていたら…そう考えるだけで
ゾッとしたのだった。
