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本編

マサト「そう怒らないでくれよー…

もう散々、色んな人達から

怒られたんだからさぁー…」

 

スカコ「怒られるのは当たり前

でしょ!?大勢の皆さんにご迷惑を

おかけしたんだから!!!それに、

私にだって怒る権利が有るわよ!!

こんな…死にそうな目に

合わされたんだから!!!」

 

マサト「………………」

 

口を尖らせて言い逃れをするマサトの

姿に、じつはイマイチ反省していない

事が透けて見えるようだった。

それまで(マサトも悪気は

無かったんだろうし…)などと

考えて怒りを抑えていた私も、

さすがに堪忍袋の緒が切れた。

 

スカコ「いいから早く!!!

本当の事を、洗いざらい

全部話しなさいっ!!!」

 

マサト「………………」

 

タナカ「私の方からお話しするより、

ご自分でキチンとお話しされる方が

いいと思いますよ…」

 

マサト「…………分かった…」

 

(なんでそんな拗ねてるんだよ!!

怒られて当然だろうが!!

この、アンポンタンが!!!)

 

私は胸の中でマサトを罵っていたが、

マサトから話を聞き終わるまではと、

口には出さなかった。

 

マサト「先月さぁ…会社の帰り道で、

捨てられてる子犬を見つけたんだよ。

何匹かいたんだけどさ、一匹だけ、

真っ白いのがいて、すごく

可愛くてさ…思わず持って帰って

きちゃったんだけど…

絶対スカコに怒られると思って…」

 

スカコ「怒るに決まってるでしょ?

飼えもしないのに、思いつきで

子犬なんて拾ってきて…」

 

マサト「だ、だからさぁ…

スカコには内緒で、部屋で隠れて

飼う事にしたんだけど…

吠えたりするとバレるからさ…

押し入れの中で、内側に

防音材とか貼って…」

 

(ご丁寧に、防音材まで貼ったんだ…

普段自分では、な〜〜〜〜〜んにも

しないくせに!!)

 

スカコ「ずっと押入れの中に

閉じ込めて…可哀想だとは

思わなかった?!しかもこんな…

毛がどんどん抜けてってるのに、

何もせずほっといたって言うの!?」

 

マサト「何もしてなくないよ!

何だか痒そうだったから、夜中に

お風呂に入れてやったりしたよ!」

 

スカコ「お風呂……?」

 

そこでまた、タナカさんが

説明を引き継いだ。