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【第12話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「じゃあ、この熱々の お味噌汁と一緒に食べれば? 口の中で、少しはシナっと なるんじゃない? ほら、生姜焼きも焼けたから! 早く食べましょ!」 マサト「もうー。レンジ禁止令、 い...
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本編
マサトは、渋々といった感じで、
口をへの字にしつつ同意した。
食事を終えると、マサトは二階の
自室へ。私は食事の後片付けの後、
風呂を沸かしてマサトに声をかけた。
スカコ「(ドアをノック)お風呂
沸いたよー!早く入っちゃってー!」
マサト「えっ!!
(ガタガタッ!)わ、分かったー」
スカコ「なんでそんな驚いてるの?
…また何か変な事してるんじゃ
ないでしょうね?」
マサト「な、なにもしてないよ!
いきなりノックされたから、
ビックリしただけだよ!!」
スカコ「そう?…まあいいわ。
お風呂早く入っちゃってよ!」
私がリビングでアイロンを
かけていると、マサトが
風呂場に入る音がした。
その後私は、ようやく確保できた
自由な時間を、ダイニングテーブルで
読書をして過ごした。
30分ほどすると、お風呂から
上がったマサトがリビングに
やってきた。
マサト「はぁー、サッパリしたー♪」
そしてそのまま当たり前のように、
またベチャベチャの髪のままで、
ソファーにゴロ〜ンと寝転んだ…
(出たー!!妖怪シミ付けジジイ!)
アカネ「だから!濡れた髪のまま
ソファーに寝っ転がらないでって!
いつも言ってるのにー!!
ドライヤーがイヤでも、もう少し
タオルで乾かすとか!せめて
ソファーにタオルひいてよ!!」
マサト「えー?じゃあ
タオル持って来てよー」
そうでなくてもジメジメした
この梅雨時期、節約でエアコンも
つけられないのに…
ソファーにカビが生えやしないか、
中のスプリングが錆びやしないか、
心配になってくる。
アカネ「結構高いソファーなんだよ?
それなのに…シミだらけに
しちゃってもう…」
文句を言いながらタオルを
持っていくと、マサトはそれを
枕のように頭の下に敷いて、
テレビを見始めた。