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【第6話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 あのものぐさのマサトが、 浮気なんて手の掛かる事が 出来るとも到底思えないが、 もしそうだった場合、 私はもう絶対に、マサトと 一緒には居られないだろう… アカネ「それで、その謎の モ...
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【第1話】夫が入った後の風呂に白い毛が毎日浮いている→後日、高熱を出した私が病院に行くと…
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本編
スカコ「あ。でもさ、白い毛ってのは
合わなくない?家ネズミって、
ハツカネズミみたいに白くない
でしょ?コウモリだって黒いし…」
アカネ「そうだね…まぁ…
アルビノの個体だったら…ん〜。
可能性は低いけどね…」
スカコ「それにさぁ、
ネズミとかの毛にしちゃ、
逆に長いような気もする…」
アカネ「そっかぁ〜…じゃあ後は…
繊維か…ホコリか…
あ、フェイクファーとかは?」
スカコ「フェイクファーか!
なるほど〜…でも、もうすぐ夏の
この時期に、フェイクファーとか
使ったものって…あるかな…?」
アカネ「そうだね…あっ!ほら!
ヤンキーとかがさぁ、車のボンネット
にこう…白いふわふわの…(笑)」
スカコ「あー!(笑)あれ、
今でもやってんのかな〜?」
アカネ「もうやってないか!(笑)
じゃあ、ぬいぐるみとかは?」
スカコ「ぬいぐるみか〜!
私の部屋にテディベアが1体いる
けど、茶色だし…マサトは…
さすがにぬいぐるみは持ってないと
思うけどね…」
アカネ「だよね…なんなんだろ…
気になるね〜!」
スカコ「気になるんだよ〜!」
結局、解決には至らなかったものの、
私の些細な気がかりに、
アカネが真剣に耳を傾けてくれた事、
一緒にああでもない、
こうでもないと考えてくれた事が、
私にはとても嬉しかった。
電話を切った後、私は念の為、
天井裏を確認してみる事にした。
どうやったら天井裏を見れるのか、
ネットで検索した私は、
納戸から脚立を持ち出した。
バスルームに行くと脚立に登り、
念の為に天井を何度もバンバンと
叩いた後、意を決して
点検口を押し上げた…