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本編

ミカコ「じゃあ何で!

なんで、そんなに無神経なのよ!?

マタニティーマークを分かり

づらい場所にぶら下げてさ!

目立たせたら、

嫌味言われるかも?

ハッ!ばかじゃないの?

赤ちゃんを守る気が

無いとしか思えないわ!」

 

出会った時のやりとりについて、

彼女はあからさまに罵ってきた。

眉尻が、どんどんと

吊り上がっていく。

 

ミカコ「妊婦なんだから、他人を

押しのけてでも座りなさいよ!

何で優等生ぶってるわけ?

他人にいい顔して、

赤ちゃんには負担かけて!

どう考えても、母親失格

じゃないの、あんた!」

 

スカコ「ミカコさん!?

落ち着いて」

 

ミカコ「うるさい!ふざけんなよ!

私に触られても、困った顔で

へらへらしててさ。

誰かに助けて

貰えたらいいなぁとか、

他力本願な雰囲気だったよね?

何で自分で自分を守ろうと

しないのよ!今日だってそう!

バカみたいに、のこのこ

ついて来ちゃって。

旦那と参拝に来たいなら、

はっきりそう言えばいいじゃない。

神社の場所を教えてって

言えばいいじゃないの!

何なの、あんた?」

 

ミカコのずばずばとした物言いは、

確かに一理あるものだった。

この時、私は彼女に試されて

いたのだと知り、唇をかんだ。