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本編

気をまわしすぎていると

思われる塾長の申し出に、

俺は慌てて首を振った。

 

 

俺としても、

実は仕事を選べる立場ではない。

以前は、別の進学塾で働いていた。

 

 

だが、2年前に両親が相次いで体調を崩し、

しばらくは自宅介護に専念していたのだ。

最近になって、

やっと両親を引き受けてくれる

介護施設に空きが出来、

何とか一息ついた。

 

 

さて仕事復帰するか、

というときに、

塾長からスカウトされたのだった。

 

 

介護施設に両親を託したとはいえ、

二人とも高齢で、回復も十分ではない。

いつどうなるか。

 

 

そんな心配を抱えた俺は、

以前の職場には戻れなかった。

距離が遠かったうえに激務だったからだ。

 

 

塾長が提示してくれた条件は、

俺の立場にかなりの配慮がなされていた。

思わず恐縮するくらい。

 

 

スカオ「いいんですか?

ここまでご配慮いただくとは」

塾長「いいんだよ、私の決定だ。

君のお父さんには

世話になったというのもあるが、

もちろん配慮してでも

君に働いてほしい気持ちもある」

 

戸惑う俺に、

塾長は笑顔を

見せてくれたものだった。

 

 

せっかくのお言葉なので、

思い切って頑張ってみようと思い、

この塾に足を運んだ。

 

 

今更、ちょっとくらい

学歴をつつかれたからって、

しっぽ巻いて逃げるわけにはいかない。