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本編
ノリオ「俺ね、超貧乏な家で生まれ育ったの。
両親とも、学歴なんてアホらしいって考え。
仕事は長続きしない、時間があればギャンブルばっかり。
そんな両親見てたら、学歴が無いほうが
アホらしいって思うようになってさ。
いい学校行って、いいところに就職できなきゃ、
親みたいになる。
ずっと怖かったんだよね、今考えると」
笑い話のように語っているが、
幼少期の彼は相当に苦労したらしい。
いつのまにか、学歴信者になってしまったのは、
そんな両親を見て育った反動だったのかもしれない。
ノリオ「そうじゃない、学歴だけがすべてじゃない。
今の俺ならそう言えるよ。
そう教えてくれた『ある人』との出会い。
俺を変えてくれたんだ。
だから、このチャンネル見てるみんな、
きっと受験生だろう?
学歴をバカにしちゃいけないが、
だからと言って、学歴がすべてだと
信じるのもお勧めしない。
なにごともバランスだよ、バランス」
スカオ「分かっていただけたようで、何よりです。
チーフ……いや、ノリオさん。
新たな道でがんばってください」
俺は、別の道を切り開いたかつての英語科チーフに、
エールを送るのだった。
完