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【スカッとする話】会社に持ってきたトマトジュースを連日盗まれるので罠を仕掛けた結果w【第9話】

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本編

ナオト「見当はついていたんですが、

決定的証拠が無くて、

総務課は動けませんでした。

しかし、ヨシノさんが

持ち去っているとの予想はしており、

総務課全員でマークしていました。

その結果、写真の撮影に

成功したのです」

 

ヨシノが、がっぱりと試供品を

鞄に詰めている姿を、ばっちり

しっかり捕えた写真が、

その場の全員に配られた。

他ならまだしも、試供品だけは、

うかつに紛失したとは言えない。

社の信用に大きく関わる大問題だ。

備品持ち去り、社員(要するに俺)の

私物を盗んでの、あろうことか

プレゼンテーション開催。

そりゃもう、厳罰を受けない

理由はないね。

 

社長「私をだましたうえに、

社の備品を勝手に持ち帰っていた

とは、ふざけるのも大概にしろ!

ヨシノ、君には失望した。

明日から会社に来なくていい!」

 

社長直々のクビ宣告だった。

ヨシノは腰を抜かして、へなへなと

座り込んだ。ついでに魂も抜けた

らしい。ぼー然自失状態だった。

社長は俺に深く頭を下げて、

間違いを謝罪してくれた。

そして改めて、俺がプロジェクト

リーダーを務めるかたちで、

トマトジュースの販売計画に

着手すると決まった。

 

マユ「そんな事があったんだ」

 

スカ太郎「ああ、マユのおかげで

俺の汚名をはらせたよ。

マユが、あの健康カフェで買った、

激辛タバスコを貸してくれたから」

 

マユ「やったね!えっへん」

 

一件落着して、

事の次第を彼女に話した。

マユが、苦労して買ったタバスコを

使った料理を、俺に食べさせたいと

思って、ナポリタンやタコスを

作ってくれた。

 

あの瞬間に、アイディアが閃いたんだ。

彼女のおかげだというのは、

心からの俺の本音だ。

相変わらず、にこにこ愛想がいい

彼女と二人で、俺は今夜も

自宅ディナーを楽しむ。

メイン?そりゃもちろん、

タバスコと相性がいい料理だ。

終