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【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 鼻で笑いながら自慢気に 話すモラオに、私は、「家に お金入れてくれてないのに!」と 言いそうになるのをグッとこらえた。 モラオ「はっ?!稼ぎも少ない くせに、とでも言いたいのか?! ...
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【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第1話】
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本編
ユウ「あーーーーっ!!!うるさい、
うるさい、うるさいっ!!!
お前なんか!!僕に話しかけて
くんじゃねぇよっ!!!」
(どうして…。モラオからの仕打ちに
加え、ユウまでもこんな……。)
私はもう、何と言えばいいのか、
どう叱ればいいのか、分からなく
なり、目を閉じてドアを閉めた。
絶望の中、何もかも投げ出して、
逃げ出してしまいたい気持ちになった
(仲の良い3人家族だった
はずなのに……。なぜ……。
どこで、何を間違って、
こんな風になってしまったの……?)
階段を降りていく途中、壁に飾った
いくつもの写真が目に入った。
楽しかった家族旅行の写真…。
赤ん坊の頃のユウの写真…。
結婚式の指輪の写真…。
(………いや、逃げるなんてダメ!!
出来ない!!)
こんなのはきっと今だけだ。
モラオも、ユウも、ストレスで
一時的におかしくなっているだけだ。
私が我慢して、もう少し待って
いれば、きっと以前の2人に
戻ってくれる…。
この写真のような幸せな日々が、
きっとまた戻って来る…。
そう思い直し、大きく一呼吸すると、
「よしっ!!」と気合いを入れ、
滅茶苦茶になったままの1階を
片付けなくちゃと、
残りの階段を降りて行った。
それからしばらくたった、
ある休日…。
請け負った仕事の納期が
迫っていたので、私は朝早くに
起き出し、まだ気持ち良さそうに
寝ているモラオを起こさないよう、
リビングで仕事をしていた。
昼頃、寝ぼけ眼で起きてきた
モラオが、私を見るなり
目を吊り上げて怒り出した。
モラオ「お前!!せっかくの休みに!
こんな所で仕事なんかしやがって!!
俺へのあてつけか!?」