前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】職場のタピオカミルクティーが毎回盗まれるので、下剤を入れておいた結果…【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 動画版本編 テキスト版本編 契約に関係する部署なので、 データ流出を防止するため という理由だった。 一理あるけど、 こういう時は困りもの。 やがて、退勤時間になった。 続々と帰っていく同...
1話から読みたい方はこちら▼
【スカッとする話】職場のタピオカミルクティーが毎回盗まれるので、下剤を入れておいた結果…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 動画 本編 ツボネ「ちょっと、スカ美さん! エクセルの関数が おかしいんだけど!」 また始まった。 うちの課きっての意地悪、 じゃなかった厳しい 先輩女性、お局様。 ツボネの金切り声が聞こえる。 どうせまた、自分の手に ...
動画版
本編
スカ美(分かってて、
やったんだ。ツボネは10年も
勤めていて、システムを
知らないわけはないもの。
わざとやらかしても、
私のせいに出来る。
最低でも、その自信はある。
だから、こんな明らかな
業務妨害でも、
平気で出来るんだ)
これは課長、もしかしたら
部長とも、結託している
可能性がある。
データを壊して、〆切までに
提出できないような、業務の
進行に関わる嫌がらせでも
平然とやってのけるのなら、
自分は責任を追及されない
という何かの根拠があるはず。
だとしたら、騒いでも
意味は無いだろう。
スカ美(あっそう!
ツボネがその気なら、
こっちもやってやるわ。
徹夜してでも、〆切に
間に合わせてみせるわよ!)
私は、今日は
帰れないと覚悟した。
予想は大当たりで、
オフィスに太陽の光が
差し込んでくる頃、やっと
入力を終わらせる事が出来た。
眠い目をこすりつつ、
オフィスには私しかいないのを
確かめて、今度は慎重に。
まめに保存しておいたので、
万が一、データが壊れても、
すぐに復旧できる。
確認してから、
眠気覚ましにコーヒーでも
買ってこようと思った。
オフィス街なので、モーニングを
食べにくるサラリーマン向けの
コーヒーショップは、
幾つも開店している。