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【スカッとする話】彼「お前、重いわ…」→結婚直前で彼氏に捨てられた私は公園で…【第2話】

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本編

滑り台と鉄棒と砂場があるだけの、

この小さな公園には、冬場は

お昼時でも人がほとんどいない。

ただ、ホームレスらしき

男の人が1人、毎日ベンチに

座っているだけだ。

 

多分50代後半から60代前半ぐらい

のその男性は、服装はボロボロ

なのだが、イヤな匂いなどはしない。

こちらをジロジロ見てくることも

なく、隣のベンチに座って、ただ

ボンヤリと宙を見つめて座っている。

だが、ある日突然、そのホームレスの

男性が、私に話しかけてきた。

 

男性「お嬢さんは、

何を編んでいるんだい?」

 

その時私が感じたのは、

突然話しかけられた戸惑いや、

ホームレスに対する

嫌悪感などではなく、

男性の声の落ち着いた響きや、

丁寧な話し方に対する意外さだった。

 

今までに話したことのある人たちの

誰とも似ていない、

全く違った…オーラというか…。

威圧感というのも少し違った、

穏やかで、どっしりとした

雰囲気があった。

私は不思議な感覚に

少し戸惑いながらも、それを

あまり表に出さないように答えた。

 

スカミ「セーターです。

もうすぐクリスマスなので」

 

男性「あぁ…そういえば

クリスマスか…。ボーイフレンドへの

プレゼントかな?」

 

スカミ「はい、そうです。

喜んでくれるといいんですけど…」

 

男性「もちろん喜ぶさ!

好きな人が心を込めて、自分の為に

セーターを編んでくれたんだ。

嬉しくないはずがないよ。だけど…

どうしてこんな寒いところで?」