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【スカッとする話】貧乏人を見下す高級寿司屋で「これスーパーの刺身ですよね?w」と言った結果…【第11話】
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本編
シュンジ「貧乏人に
用は無ぇんだよ」
ひどい事を、平然と吐き捨てる
ように言う若大将だった。
ハルトはかなり腹を立てた
ようで、表情が厳しくなった。
ハルト「勝手に貧乏人扱い
するとは、失礼ですね」
彼は叱るように言ったが、
若大将は不敵に笑った。
すっかり見下した態度に
なっている。
シュンジ「激安スーパーを
うろちょろしてたんだろ?
貧乏人じゃん。
そうだよ、あのスーパーで
買い付けしたんだよ。
高級って言っておきゃ、
みんなほいほい金出すからな」
偏見丸出し、もはや失礼を
通り越して正気を疑うレベルの
言いようだった。
スカ美「そういう事
だったんですか」
シュンジ「うるせえ!
貧乏人に解るかよ!」
私の言葉に、
カッとなったようだ。
彼は怒鳴った。さらに、
店員を務めている若女将も
ユカリ「うちをバカに
するんじゃないよ!
言いがかりつけんな!」
出来立てアツアツの茶碗蒸しを、
なんとこちらへ投げつけて来た!
夫婦そろって、
とんでもレベルの短気だ。
こちらに飛んで来た茶碗は、
私にぶつかりそうになった。
寸前で、ハルトが私に
覆いかぶさるように
抱きついて、庇ってくれた。
そして彼は、肘を使って
茶碗を叩き落とした!
ガチャンと凄い音がした。
ユカリ「あんた、店の物を
壊したね!高いんだよこれ!
弁償してもらうわよ!」