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【第20話】娘の婚約者との食事会にキチママ登場!→突然コーラをかけられ…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「あれっ…?店員さん、 まだいたの?ここはもういいよ。 あんたの手には負えないからさ。 とりあえず厨房に帰って、 濡れタオルでも持って来てくんない? コーラでベタベタなんだよね...
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【第1話】娘の婚約者との食事会にキチママ登場!→突然コーラをかけられ…
こちらもおすすめ 本編 あ、まずは自己紹介ね。 えっと、私はアスカ。37歳。 シングルマザー。 子供は娘が1人。名前はサアヤ。 もう社会人として立派にやってる。 旦那とは死別。それ以来 ずっと独身で、私はサアヤを 育て上げたんだ。 言葉遣い...
本編
タカシ「サアヤさんと
アスカさんに謝れ!!!
頭を丸めて土下座しろ!!!」
謝りもせず、泣きながら
チカコに助けを求める、
情けないミツヒロの姿を見て、
私の中で、怒りが
フツフツと再燃してきた。
アスカ「なぁ…ミツヒロさんよぉ…
お前、うちの大事な娘を、
カムフラージュの道具に
したってことだよなぁ…?」
再びミツヒロにガンを飛ばすと、
ミツヒロはエグエグと
泣きじゃっくりを上げながら、
訳の分からない言い訳を始めた。
ミツヒロ「だ、だって…
サアヤさんて…
優しいし…テキパキ働くし…
しっかりしてるし…
なんか…ママっぽいんだもん……
この人なら、ママみたいに
甘えさせてくれるかもって思って…」
(え、きんもっ!!!)
サアヤ「お前ぇぇぇ!!
いい加減にしろよぉぉぉぉ!!!!」
ここまで黙っていたサアヤが、
怒号を上げながら勢いよく
立ち上がった。
(あ。いよいよ我慢の限界か…
サアヤはなかなか怒らないけど、
一度怒らせたら私より怖いよ!)
サアヤ「ママっぽいとか
嬉しくねぇわ!!!
誰がテメェなんかと結婚するか!!!
何股もかけやがって!!テメェの股、
割いてやろうか、アァ??」
ミツヒロはサアヤの豹変っぷりに
衝撃を受けたのか、
泣くのも忘れてた。
サアヤ「結婚の話は無かった事で!!
ママ、構わないよね?」
私は黙って頷いた。
サアヤ「社長も、
分かって頂けますね?」
タカシは頷いた後、「申し訳ない…」
と、深々と頭を下げた。