※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第13話】父の奇妙な歩き方が気になったものの、放置していた私→その数日後…

前回の内容はこちら▼

【第12話】父の奇妙な歩き方が気になったものの、放置していた私→その数日後...
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 リコはそこまで足は速くない はずだし、走ってきた割には 息も切れていない。 話を聞くと、リコはお父さんに 送ってもらったという。 スカミ「そうだったんだ」 リコ「実はね、昨日は 部活...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】父の奇妙な歩き方が気になったものの、放置していた私→その数日後...
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカミ。 来年には高校受験を控えている 15歳になりたての中学生だ。 部活は軟式テニス部で、 最後の大会も来月。 何か、あっというまだったなぁ。 ていうか、毎日の練習がきつくて。 さっさと寝たいのだけど。 だけ...

本編

ちょうど朝のホームルームが

始まる時間だというのに、

教室には入らず、

リコを手招きしている。

呼ばれたリコが廊下に出て、

しばらく戻って来なかった。

 

あれ、どうしたんだろう?

何かあったのだろうか。

心配になったと同時に、

青ざめたリコが帰ってきた。

 

ふらふらと足元が安定していない。

無言でかばんを持ち、またよろけ

つつ教室の外へ出て行こうとする。

放っておいたら転びそう。

 

リコだって大会出場する予定だ、

ちょっとのケガでも

しちゃいけない。

私はますます心配になって、

リコを追った。

 

スカミ「リコ!?」

 

私の呼びかけに、

リコは反応しない。

顔を見て、思わず息をのんだ。

泣いてる!?

担任が説明してくれた。

 

女性担任「リコさんのご親戚に、

ご不幸があったの」

 

スカミ「ええっ!?」

 

まさか!?

車で送ってくれたリコの

お父さんが、事故とか!?

リコはよろめいて、

しっかり歩けない。

 

このまま一人で家に帰せないと

思い、私は付き添いを申し出た。

担任も、リコの状態を

心配したようで、緊急事態だからと

いうことで特別に許してくれた。

 

リコ「おばあちゃんが……

ついさっき」