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本編
(でも…もう少し、夫婦2人きりの
時間を楽しみたかったなぁ〜…)
そんな気持ちも無くはなかったが、
それは贅沢な悩みだという事も
分かっていたので、
(まるで奇跡のように、赤ちゃんを
授かる事が出来たんだから、
この先はきっと、もっと幸せに
なれるに違いないわ!
ナオトさんが側にいなくて
心細いけど…頑張るしかない!)
そう自分に言い聞かせて、
初めてのマタニティライフを
エンジョイしようと
心に決めたのだった。
幸い、つわりや貧血など、
妊婦特有の体調不良に悩まされる
事もほとんど無かったし、
お腹の赤ちゃんも
順調に育ってくれたので、
産休に入るまで、仕事を
きちんと続ける事が出来たし、
出産に向けての準備も、
自分1人で整える事が出来た。
唯一の問題は、産前産後を
1人で乗り越えなくては
ならない事だったが、
その件も、思いがけない
方法で解決した。
それは、我が家から車で
15分程の距離にある義実家を、
いつものように訪ねた時の
事だった。
有り難い事に、義両親は、
いわゆる『良トメ・良ウト』で、
結婚当初から、私が1人で過ごして
いることを心配してくれて、
しょっちゅう食事に
招いて下さるので、
だいたい月に2〜3度は、
義実家で義母の美味しい手料理を
食べさせてもらっていたのだ。