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【第26話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第25話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「黙ってるからって、 気付いてないとは限りませんよ?」 カネナリ「いずれにせよ、 今日は来て良かった。 ワルミさん自ら、私の判断が 正しい事を証明してく...

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本編

ワルミ「え…いやだ〜!!

カネナリ専務〜!!

そんなこと仰らず〜!!

せっかくのご縁じゃないですかぁ〜!!

お願いですから、

考え直してくださいよ〜!!!」

 

カネナリ「いや、私はもう

これ以上あなたと関わりたくない。

その縁とやらは、

今日できっぱり切らせて頂く。

キャンセル料は、

後で私宛に請求してくれたまえ」

 

ワルミ「そ、そんなぁ〜〜〜!!!」

 

 

するとそこへ、

ワルミの名を呼びながら、

遠くから必死で駆け寄ってくる人影が……

 

ワルミの部下、と言うか

腰巾着の、クズヒコであった…

 

クズヒコ「ワルミさ〜〜〜ん!!!

大変ですぅ〜〜〜!!!」

 

ワルミ「いったいどうしたって

言うの?そんなに慌てて…」

 

クズヒコ「ワルミさんが

店を出て行った直後、

肉の質が落ちた事に

気付いた客が居て〜……」

 

ワルミ「え……そんな舌の肥えた

客が居たなんて……!」

 

クズヒコ「一応、慌てて

否定したんですけどぉ〜…

店内に響き渡るような大声で、

怒鳴り散らされてしまって〜……

他の客も、同調して

一斉に怒り出して…

収拾がつかなくなっちゃって……

みんな怒りながら、

次々と帰ってしまったんですぅ〜!!!」

 

ワルミ「な…なんですって!?!」

 

(あ〜あ。だから

言わんこっちゃないのよ……)

 

クズヒコ「しかも…その様子を、

客の何人かが動画に撮って、

SNSにアップしてしまって……」

 

ワルミ「えーっ!!マズイじゃないの!!!」

 

クズヒコ「そしたら、SNS上に、

最近店に来たって言う人が…何人も…

確かに味が落ちてたって、

写真と共に、次々と書き込み始めて〜……」

 

ワルミ「えーーっ!!何人も?!?」

 

クズヒコ「おまけに〜…

店の関係者を名乗る人物が、

タカウマ亭は肉の仕入れ業者を

変えて安い肉に変更したのに、

今まで通り最高級の肉だと偽ってるって…

証言しちゃって〜……

気付いた時には、

もう大炎上しちゃってて〜……」

 

ワルミ「えーーーーっ!!!」

 

(これがSNS時代の怖いトコね……

当分収まらないんじゃないかしら……)