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【第24話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…

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【第23話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「ただ単に、 おすすめ出来なくなったから、 素直にそうお伝えしただけですよ。 お客様の舌を馬鹿にして、 肉の品質をこっそり落とし、 しかも、変わらず最高級の肉を 使っていると嘘...

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【第1話】30年取引してきた老舗ステーキハウスに納品当日「肉1,000万分納品なしで」→向かいにあるステーキハウスに納品を始めた結果…
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本編

カネナリ「騙されたままで幸せ……???」

 

ワルミ「えぇ!!そうなんですよ!!!

客は『最高級の肉を食べる』

という夢を求めて、

タカウマ亭にやって来るんです。

実際、肉が最高級かそうでないか

なんて分からないし、

むしろどうでも良いんですよ!!!

 

ウチは夢を売る商売をしています。

客に夢を見させてあげてるんです!!

わざわざ本当のことを言って、

夢を壊す必要は無いんです!!!

これがこの商売をする上での、

私の信念です!!」

 

恥ずかしげも無く、むしろ得意げに

無茶苦茶な自説を繰り広げるワルミ…

カネナリさんは首を横に振りながら、

心底呆れたように溜息をついた。

 

カネナリ「そんなものは、

信念でも何でもない!

ただの詐欺師の言い訳に過ぎない!

……そもそも、あなたは客の舌を、

ずいぶん馬鹿にしているようだが、

肉のランクを落として、

本気で気付かれないと思ってるのか?」

 

ワルミ「えぇ、もちろんです!!

事実、そうなんですの!!

タカウマ亭が肉のランクを落とした後、

文句を言ってきた客は、

誰1人居ませんのよ?!

みんな満足して帰っていきます!!

私の信念は、間違っていないんです!!!」

 

「どうだ!!」とばかりに

ふんぞり返るワルミ…

 

(本当に……救いようが無いな〜……)