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【スカッとする話】何ごとも張り合ってくる同僚がストーカー化!度が過ぎた結果…【第10話】

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【スカッとする話】何ごとも張り合ってくる同僚がストーカー化!度が過ぎた結果…【第9話】
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【スカッとする話】何ごとも張り合ってくる同僚がストーカー化!度が過ぎた結果… 【第1話】
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本編

週明け、オフィスに出勤すると、

私のデスクとモモコのデスクは、

既に移動され、予想通り、島の端と

端に配置されていました。

そしてモモコのやらかしは、“横取り

発表&号泣事件”として、フロア中の

話題になっているようでした。

ランチ仲間や、比較的仲の良いコ

達が、かわるがわる私のところに

やって来て、

 

「聞いたよ〜。大変だったね〜!」

「大丈夫?モモコ、恐ろしい子!」

「うちの部署でも話題騒然だよー!」

 

と、なんだか少し楽しそうに小声で

話し、飴やお菓子などをくれては、

去って行くのでした。

モモコは普通に出勤してきて、

何食わぬ顔で席につきました。

そして恐ろしいことに、

ふと気付くと、島の端から無言で、

ジーッとこちらを見ているのでした…

ミワ先輩は、モモコの目の前の

デスクで仕事をしながら、時折

モモコを観察しているようでした。

 

しばらくそんな状態が続き、

最初は気になって仕方がなかった

モモコの視線にも徐々に慣れ、

先輩や周りの警戒も

少し緩んできた頃…

 

……モモコがまた、思いもよらない

手段で私に迫ってきたのです……

 

その日、仕事を終えた私は、

いつものように電車に乗り、

いつものように近くのスーパーで

買い物をし、いつものように

マンションに帰りました。

…ところが、一階の集合ポストの所

で、郵便物を取り出そうとした時、

目の端にある人影を捉えたのです……

ゆっくりと人影の方を見ると…

何故か…モモコが…

私の住むマンションの…

エントランスに立って…

薄ら笑いを浮かべながら…

こちらを…見ていたのです…

 

ホラー映画みたいな展開に、

心臓がギューッとなり、

頭の中は真っ白になりました…

慌てて階段を駆け上がり、

4階の廊下を走りながら、

自分に言い聞かせました。

(モモコが立っていたのは、

オートロックの外側だったから、

まだ大丈夫!、大丈夫!)

自分の部屋の前にたどり着くと、

素早く鍵を開け、中に入るとすぐに

鍵とドアガードをかけました。

そしてそのまま玄関にへたり込むと、

パニックで叫び出しそうな口元を

両手で覆い、息を整えました。