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【スカッとする話】ママ友から幹事を任された卒園旅行→当日、娘と私だけ置き去りにされ…【第3話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 代わって、マユという女性が 仲良しママになった。 育ちがいいお嬢様といった様子。 お子さんも女の子で、 ミキちゃんという優しい子だ。 まだ年少だというのに、 躾が行き届いていて、 上...
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本編
めらめら燃える嫉妬心を
剥き出しにして、クズヨは
憎々し気に言い放った。
裕福だから何だというのか。
アスカ「ママ友付き合いに、
ご実家は関係ないのでは?」
クズヨ「何よ。あなた、
シングルマザーなんでしょ?」
また訳の分からない事を。
どうしてこの人は、
どうでも良さそうな事に限って
噛みついたり、目くじらを
たてたりするのだろう。
あっけにとられたものの、
嫌気がさして
アスカ「ちょっと、
意味が分からないです」
クズヨ「悔しくないの?
あなたが苦労しているのに、
マユさんは実家に恵まれて、
何の苦労もしてないのよ?」
アスカ「苦労していないと
言い切るのは、
いかがなものかと思います。
マユさんにはマユさんなりの、
私達には分からない
苦労があるのでは?」
クズヨ「何なのあんた」
「あなた」から、
突然「あんた」になった。
クズヨは、自分に
同調しない事を許せない
という性格だったらしい。
何となく察していたのだけど、
マユを悪く言われるのが
我慢できなくて、
つい言ってしまった。
すると、彼女の反応は、
私に対しても敵意ありという
状態に変わった。