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【第22話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…

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【第21話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…
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【第1話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…
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本編

ヒナ「私はママと暮らしたい!」

 

ユウスケ「えっ……何でだ??

パパと暮らせば、欲しい物

な〜んでも買ってやるぞ?」

 

ヒナ「いらない!!

ママの方がいい!!」

 

(ヒナは物で釣られるような子

じゃないのに…ユウスケはこれまで、

ヒナの何を見てたんだろう…)

 

ユウスケは猫なで声で何度も

ヒナを誘ったが、

ヒナはハッキリ断り続けた。

ヒナに何度断られても、

私がいい加減諦めるよう言っても、

全く引かずに誘い続けるユウスケ。

見かねた弁護士が止めようとした時、

 

ヒナ「パパとは暮らしたくないの!!

パパなんて嫌いだもん!!!

ママに酷いことしたの、

私、知ってるんだから!!

どんなことしたのかは知らないけど、

ママ、毎日泣いてたんだからね!!」

 

そう叫ぶと、ヒナは私に抱きついた。

 

ヒナ「私はママと暮らすの!!!

もうパパには会いたくない!!!」

 

ヒナはついに泣き出してしまった…

私はヒナの背中をさすりながら、

ヒナへの申し訳なさとユウスケへの

腹立たしさで、涙が溢れてきた。

 

スカコ「もう分かったでしょ?!

これがヒナの答えなの!!

これ以上、ヒナを苦しめないで

ちょうだい!!」

 

ようやく伝わったのか、

ユウスケはガックリと肩を落とし、

目に涙を浮かべていた。

私は泣きじゃくるヒナを抱き抱え、

ユウスケを弁護士に任せて、

その場を去った。

 

ヒナに嫌われてしまった事が

ショックだったのか、

その後、ユウスケから

連絡が来ることは無かった…