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本編

そんな会話をした事が

あるのだけど、夫は苦しむ私に

理解を示さない。

薬は先に飲んでおけ、なんて

見当違いの事を言い出す始末だ。

昔の会話だから、

もう忘れているのだろう。

というか、これって

常識じゃないのだろうか?

 

そんな夫の危うい知識を

心配しつつ、私は無理やり

体を起こした。

クッションを引き寄せ、

背中を預けて、

なるべく楽な姿勢をとる。

義母のお手製スープは暖かくて、

野菜のうまみたっぷり、

とても飲みやすい。

プリンも栄養を意識して、

卵と牛乳を惜しみなく

使ってくれているようだ。

私の体調を、

申し訳なくなるほど、

心配してくれているのが伝わる。

この10分の1でもいいから、

夫に気を遣って欲しいと

思うのは、私のわがまま

なのだろうか。

 

三日ほど寝込んで、

やっと床上げした。

体はすっかりなまって、

足腰も妙に重苦しく、

動くのがしんどい。

 

モトキ(現在)

「寝過ぎなんだよ、おまえ」

 

もたもた動いていると、

いらっとした様子の夫に

また小言を言われた。

何だか、私のやることなす事が

気に入らないといった

雰囲気を感じる。

生理痛が重いという話は、

結婚前にしていたはず。