【スカッとする話】重度の生理痛で苦しむ嫁を道具扱いする夫【第１話】

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本編

私はスカ子。

26歳で、専業主婦をしている。

夫モトキは同い年、

結婚前に他界した義父が

経営していた会社を継いでいる。

いわゆる二代目という

立場の社長だ。

 

私と夫の間に子供はいない。

実を言うと、

私の体質の問題がある。

女性特有の事情で、

しかもかなり重い。

月経困難症というものを

聞いた事はあるだろうか。

特定の原因がある場合と、

無い場合に別れる。

私には月経困難症を引き起こす

理由があり、子宮内膜症という

病気を患っていた。

10代半ばから、

症状が激しくなってきた。

今や、初日から二日にかけては、

立つどころか、

横になっているのもきつい。

呼吸するだけで襲ってくる

下腹部の鈍痛、肩の張り、

腰の痛みに重苦しい頭痛と、

挙げればきりがないほどだ。

脂汗を流して、うんうん

うなっている私に、夫は

 

モトキ「何だよ、また腹痛か？

薬飲めよ、毎度の事だろうが。

なんで事前に

手を打っておかないんだ」

 

優しい言葉を

かける事などなかった。

むしろ、小言のオンパレードだ。