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【第31話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に

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【第30話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 マサキさんは、以前から既に 会社内外での評判が悪かったのに、 見栄を張って招待した重役や、 友人達の目の前で、披露宴で あんな失態を晒してしまったせいで、 会社か...

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【第1話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
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本編

そうして私は、改めてオーナーご夫婦

の元で働かせてもらう事になった。

最初は他の従業員さん達がどう

思っているのか気になったものの、

有り難いことに、皆さん明るく接して

下さり、私は以前と同じように、

楽しく働くことが出来たのだった。

 

リンは、しばらく自分を責めて

落ち込んでいたようだったが、

「リンは何も悪くない。

むしろ、私を救ってくれたんだ」

と繰り返し言い聞かせるうちに、

次第に以前の明るさを

取り戻していった。

 

オーナーご夫婦や従業員の皆さんが、

変わらぬ態度で接して下さった

ことも、大きな助けになったと思う。

 

(私もリンも、マサキさんには

酷い目に合わされたけど…

ここの皆さんは、奇跡みたいに

良い人達ばかり!

『禍福は糾える縄の如し』という

言葉は、本当なんだわ…)

 

マサキさんは相応の罰を受け、

私とリンは再び幸せに

暮らせるようになった。

これで一件落着。

 

……だと思っていたのだが……

なんと、話はここで

終わらなかったのだ!!!

 

感謝しながら働く日々が、

半年ほど過ぎた、ある日のこと……

 

夕方、新しいお客様をお出迎えする

までの、『中抜け』と呼ばれる長めの

休憩がそろそろ終わる時間帯…

 

早めにロビーに戻って来た私は、

スタッフミーティングが始まる時間に

なるまでロビーの椅子に座り、

女将さんと数人の仲居の先輩達で、

雑談を楽しんでいた。

 

すると突然、旅館の正面玄関の真ん前

に、一台の車が侵入してきたのだ。