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【第13話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 そうして、結婚式当日が やって来た…… 私は、態度がおかしいままのリンの ことが心配で仕方がなかったが、 もうどうする事も出来ず… その頃には、すっかり関係を 修復出来ていた両親にも...
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【第1話】結婚式当日…幸せを一瞬でぶっ潰した娘→式場が炎に包まれる衝撃の展開に
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本編
お祝いのスピーチの合間、
目立たぬように高砂席まで
来てくれた母からの報告によると、
リンはニコリともせず黙ったままで、
食事にも手を付けていない
とのことだった。
母「ほんと…どうしたって
言うのかしらね…?あんなに楽しみに
してた結婚式の日だって言うのに…
とりあえず、引き続き様子を
見ておくから、アスカは心配
しないで、披露宴を楽しみなさい」
母もすっかりお手上げの様子で、
席へと戻って行った。
披露宴が後半に差し掛かった頃、
突然司会者が、
「さてここで、新郎新婦様のお2人に
サプライズがございます!」
と言い出した。
何事かとマサキさんの方を見ると、
マサキさんにも分からない様子で、
笑顔で首を横に振っていた。
司会者「新婦のお嬢様のリンさん
から、新郎新婦のお2人に、
感謝のお手紙です!
リンさん、どうぞ〜!」
(え!?リン…そんなの
用意してくれてたの…?!
もしかして…本当はずっと
お祝いしたかったのに、素直に
なれなかっただけなのかしら…??
今日、式の前に控え室まで
会いに来てくれなかったのも、
照れてただけなの…?
披露宴で笑顔も見せず、
食事に手をつけなかったのは、
スピーチを控えて緊張してたから
なのかしら…??)
私の気持ちは一瞬で舞い上がった。
(リンが…リンが…再婚を
祝福してくれている…!!!)
嬉しさと、感動と、リンが上手く
スピーチできるかの心配で、
頭の中がいっぱいになり、スピーチを
聞く前から、喜びの涙が溢れて来た。