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【スカッとする話】向かいの家の庭にいたボロボロの子供→家に入れて助けてあげると…【第5話】

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本編

すぐお風呂を沸かした。

支度をする間、

女の子の服を脱がせて、

とりあえずタオルドライ。

体をふいてあげると、

ひどく痩せているのが分かった。

子供とは思えないほど、

肌に潤いが無い。

あばら骨が、見ていられない

くらいに浮き上がっていて、

手足も細かった。

 

アスカ「どうしちゃったの、

この子」

 

私は思わずつぶやいた。

尋常ではない姿に、

虐待という言葉が頭をよぎった。

まさかとは思うけれど、この子の

姿はあまりにも哀れだった。

体をふいたタオルも、

かなり汚れた。体臭もある。

長らく入浴していない様子が

分かって、親は何をしているのか

と、だんだん腹が立ってきた。

 

アスカ「お名前とお年は?」

 

ローラ「ローラです。

いま4歳で、もうすぐ5歳です」

 

アスカ「え?」

 

見た目は3歳になりたてくらい。

でも、口調はびっくりするほど

大人びていて、とても

ちぐはぐな印象を受けた。

ローラと名乗ったこの子の

言葉遣いは、小学校の

低学年並みなのだ。

どういう生活を

してきたのだろう。